世界的な株安局面こそ、スウィングトレードの腕の見せどころ
2025年春現在、世界の株式市場は不安定な状況が続いています。米国市場ではS&P500が年初来の安値圏に沈み、日本でも日経平均が軟調な動きを見せています。「今は様子見」と考える投資家も多いでしょう。しかし、短期〜中期の値動きを狙うスウィングトレードにとって、こうした局面こそチャンスが潜んでいることもあります。
本記事では、世界的な株安相場におけるスウィングトレードの考え方を具体的な銘柄事例を交えて解説し、WEBアプリ「株問(かぶもん)」を使った練習方法をご紹介します。
株安相場でスウィングトレードが有効な理由
スウィングトレードは、数日〜数週間の値動きをとらえて利益を狙うスタイルです。下落相場でも、短期的な反発(リバウンド)や自律反発のタイミングは意外と多く、そこを捉えることができれば収益チャンスが生まれます。下落トレンドの中でも、以下のようなポイントで短期的なチャンスが訪れます:
- 主要サポートライン付近の反発
- ボリンジャーバンドの-2σ割れからの戻り
- RSI(相対力指数)が20〜30の過売られ圏からの反転
これらのポイントをしっかり押さえれば、下落相場でも収益を狙える可能性が増えるでしょう。
銘柄事例①:花王(4452)〜底堅さを示すディフェンシブ銘柄〜
日用品や化粧品など消費財を扱う花王(4452)は、市場全体が軟調な時でも比較的底堅い動きを見せることがあります。
例えば、過去の株安局面で日経平均が大幅に下落した際、花王は5,000円前後で何度も反発しています。こうした銘柄は、下落相場でも押し目買いを狙いやすく、リスク管理も明確に設定しやすいのが特徴です。
ポイントとなる指標
- サポートライン:過去の安値付近(5,000円)
- RSI:25〜30以下で買いを検討
- ボリンジャーバンドの-2σタッチ
銘柄事例②:ソニーグループ(6758)〜大幅下落後のリバウンドを狙う〜
輸出関連銘柄であるソニーグループ(6758)は、円高や海外市場の不安定な状況の影響を強く受ける傾向があります。そのため、株安局面での下落幅も比較的大きくなりがちです。
しかし、このような大型輸出株ほど短期的なリバウンド幅も大きくなる傾向があります。急落直後の短期的な戻り局面をとらえることで、比較的大きなリターンが狙えます。
ポイントとなる指標
- 急落後の出来高増加
- ボリンジャーバンドの-2σ割れから戻り
- RSI:20付近で買い検討、40〜50付近で利食い検討
「株問(かぶもん)」を活用してスキルアップ
「株問(かぶもん)」では、実際の株価データを使い、短期的な値動きを予測する練習ができます。ローソク足、移動平均線、RSIなどを使いながら、上記で挙げたような銘柄での「押し目買い」や「短期リバウンド」狙いのシミュレーションが可能です。
また、プライム市場に絞って銘柄をスクリーニングすることで、ソニーや花王のような注目銘柄を簡単に探し出すこともできます。実際の資金を使わずに、自分の分析や予想がどれほど正確かを繰り返し確認しましょう。
最後に:リスク管理を常に心がけて
相場が不安定な時こそ、事前に損切りラインを明確に決めておくことや、ポジションサイズを抑えるなどのリスク管理が重要です。「株問(かぶもん)」で繰り返し練習し、感覚を研ぎ澄ませた上で、実際の取引に挑戦するのがベストなアプローチでしょう。
世界的な株安相場でも、冷静に値動きを捉えるスキルがあればチャンスは存在します。ぜひ「株問」を活用し、自信をもって次のトレードに臨みましょう!
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