市場が上昇している時は「波乗り」モードへ
株式市場が好調なとき、スイングトレーダーにとってはまさにチャンスの到来です。個別銘柄の上昇も活発になり、トレンドに乗ることで比較的短期間での収益が狙いやすくなります。
ただし「何でも買えば上がる」というわけではありません。地に足をつけた戦略が必要です。
トレンドフォロー型のスイングが有効
上昇相場では、「トレンドフォロー型」のスイングトレードが効果的です。
つまり、上昇トレンドにある銘柄に押し目でエントリーし、一定の利益が出たら確実に利確するという、波に乗るようなスタイルが基本になります。
- 移動平均線(20日・50日) を使って上昇トレンドを確認
- MACDのゴールデンクロス や RSIが再上昇を示すタイミングでエントリー
- 利確目標は前回高値やフィボナッチリトレースメントで設定
「買い時」は“押し目”の判断がカギ
上昇中でも株価は常に上下を繰り返します。その中で一時的に下がる“押し目”を見極めることで、よりリスクを抑えたエントリーが可能になります。
押し目を見つけるコツ:
- 株価が移動平均線付近で下げ止まる
- 出来高を伴わない調整であること
- オシレーター系指標(RSIやストキャス)が再上昇の兆しを見せる
銘柄選びは「業績+テクニカル」
市場全体が上がっていても、すべての銘柄が同じように上昇するわけではありません。選ぶべきは、「業績が良く」「トレンドが明確」な銘柄です。
- 直近の決算が好調だった銘柄
- 業種として注目されているテーマ株
- 上場来高値、または年初来高値を更新中
このような銘柄は、市場の地合いが良い時にさらに注目され、強いトレンドを形成しやすくなります。
リスク管理は常に冷静に
市場が好調でも、含み益に浮かれず冷静にリスク管理を行うことがトレーダーとしての腕の見せ所です。
- 利確ラインと同時に損切りラインも設定
- 複数銘柄にポジションを分散
- 上昇相場でもポジション量は7割までが目安
「欲張らず、波をうまく乗り継ぐ」ことが長く勝ち続けるための秘訣です。
まとめ:追い風を味方にする知恵がスイング成功の鍵
上昇相場はスイングトレーダーにとって絶好の環境ですが、感情に流されると簡単に落とし穴にはまります。テクニカル指標を用いた堅実な判断と、柔軟なポジション管理を心がければ、波に乗るように利益を積み上げていくことができます。
株問(かぶもん)では、移動平均線やRSIなどのテクニカル指標を使った銘柄スクリーニングがスマホでも手軽に行えます。ぜひ、トレンドに乗る戦略の一助としてご活用ください!
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