テクニカル分析の“勘違いあるある”10選|株問で学ぶ落とし穴
テクニカル分析は、株式投資における強力な武器。でもその一方で、「使い方を間違えると逆効果」というのも事実です。
この記事では、スイングトレードやチャート分析を実践している人がハマりがちな「勘違い」を10個ピックアップして紹介します。あなたはいくつご存じでしょうか?
勘違い1:RSIが30以下=すぐ買いチャンス!
→ RSIは“反発の兆し”を見る指標であって、“絶対に上がる”わけではありません。
RSIが30以下でも、トレンドが強い下落局面ではそのままズルズル下がることも。
トレンドの有無やサポートラインの存在など、他の要素と組み合わせて判断しましょう。
勘違い2:移動平均線のゴールデンクロスは即買い!
→ クロスした直後は“だまし”も多く、すぐに反落するケースもあります。
特に長期線が横ばいのときは要注意。上昇トレンドへの転換を見極めるには、価格・出来高・その他の指標も確認すべきです。
勘違い3:トレンドラインは1本引けばOK
→ トレンドラインは角度や期間によって変わります。ひとつの引き方に固執するのは危険。
意識されているラインを何通りか試してみるのが基本です。株問のチャート練習でラインを何パターンか引いてみましょう。
勘違い4:出来高は多ければ多いほどいい
→ 確かに出来高が急増する局面は注目ですが、「出来高が多い=買いサイン」とは限りません。
むしろ“ピーク”のシグナルであることも。ローソク足と合わせて“出来高の質”を見極めましょう。
勘違い5:MACDのクロスでトレードすれば勝てる
→ クロスだけを見たトレードは危険です。
MACDはトレンドの“勢い”を見る指標。横ばい相場ではノイズが多く、“だまし”が発生しやすいです。
勘違い6:テクニカルだけ見ればファンダはいらない?
→ テクニカルは短期の方向性を見るのに適していても、決算発表や材料には勝てません。
特に中期的な保有を前提とする場合は、ファンダメンタルズも無視できません。
勘違い7:テクニカル分析には正解がある
→ どんな分析も“確実”なものではなく、“可能性の判断”です。
「この形だから必ず上がる」と思い込むのは危険。テクニカルは確率を味方につける道具です。
勘違い8:チャートはいつも同じパターンで動く
→ 過去のパターンは参考になりますが、マーケットは常に変化しています。
「前回はここで反発したから今回も」ではなく、状況に応じてパターンの“変化”を見る力も必要です。
勘違い9:指標をたくさん使えば精度が上がる
→ 指標が多すぎると、むしろ矛盾して判断がブレやすくなります。
シンプルなルールを複数検証し、自分のトレードスタイルに合ったものに絞るのが◎。
勘違い10:「完璧なエントリーポイント」を待ちすぎる
→ 条件が揃うまで待ち続けて、結局入れない…というパターンも。
トレードに「完璧」はありません。想定した動きと違ったらすぐに損切りする。これが一番のリスク管理です。
🧠 練習あるのみ!株問(かぶもん)で勘違いを潰していこう
テクニカル分析は、「わかる」と「使える」の間に大きな壁があります。
勘違いを知っておくだけでも、実戦での失敗を大きく減らすことができます。
ぜひ「株問(かぶもん)」でチャートの予測トレーニングを繰り返し、自分の判断力を磨いていきましょう!
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